ベタとホワイトについて
先に、
「ベタ」と「ホワイト」って何?
という方に
説明をしていきますね。
ベタは、
黒い部分を塗りつぶす作業で
ベタの仲間の
「ツヤベタ」は
髪に光が当たっている部分の
表現です。
ホワイトは、
間違えたところの修正+
ハイライト(瞳のキラキラや、
光が当たってる部分の描写)
に使います。
ツヤベタに関しては、
今後動画でもやり方を説明する予定なので
気長にお待ちくださいませ。
手順①ベタとツヤベタの工程
ペン入れが終わったら、
ベタで黒く
塗りつぶす作業をします。
ぬりえのように、
塗りたい部分の中を
先にミリペンなどでふちどり
大きな面積は、マジック等で
細かい部分は細いペンで塗っていきます。
ホワイトより先にする理由は、
効率よくするためです。
ベタを黒く塗っている最中に
はみだしてしまう部分が
あると思います。
ですが、
ホワイトを先にしてしまうと
ホワイト⇒ベタ⇒ベタのはみだし修正
と、二度手間に
なってしまうので
先に黒い部分を全て塗り終えてから
ホワイトの作業に入りましょう。
ツヤベタの基本は、
筆ペンで
光が当たっている場所を残して
サッサッと
はらいながら塗っていきます。
ツヤベタのやり方
1.水色ペンで、光の当たる場所にアタリを書く
※これは、後から消すので
普通の鉛筆でもOKです
2.カゲになる部分を、先に黒く塗りつぶす
先に黒くぬることで、
ベタの割合を調整できるので
キレイなツヤベタになります。
3.光の当たる部分を残しつつ、塗っていく
天使の輪っかをイメージすると
分かりやすいですよ
4.アタリを消し、細かい部分を調整する
髪の先端部分をキレイに整えたり
ホワイトを入れて
見栄えのよいツヤベタに仕上げます。
ツヤベタは、
初めての時は絶対に失敗します。
なぜかというと、
それくらい難しくて
テクニックが必要だからです。
なので、最初はキレイな
ツヤベタができなかったとしても
それが普通なので
諦める事なく
コツコツ練習を続けて下さいね。
⇑オススメの筆ペンです。
10種類以上使ってきた中で、
これが一番キレイなツヤベタができました。
ただし、筆がやわらかいので
練習してでも、キレイなツヤベタをひきたい
という方向け。
初心者さんはもう少し安く、
コシがある筆ペンの方が
最初は扱いやすいかも。
手順②修正とハイライトの工程
ベタで塗る作業が終わったら
「ホワイト」に入ります。
手順としては、はみ出した部分を
先に修正したあとに
光があたる部分や
キラキラさせたい部分に
追加でホワイトをのせていきます。
ホワイトによっては、
インクとの相性がよくなくて
灰色ににじんでしまう事も
あるようなので
その場合は、インクかホワイト
どちらかを変えてみてください。
ホワイトの
ハイライトを使う場所としては
瞳の中、髪の毛
光があたる外側のライン
などを中心に
さりげなく入れるとよいでしょう。
※ただしこれは少女漫画に限りますので
少年誌など、他の漫画は
雑誌のカラーに合わせて調整してください。
⇑これ一本で修正とハイライト
両方をこなせる優れもの。
ただし、ハケタイプなので
慣れるまで少し練習が必要。
最初はミスノン1つ買っておけば安心です。
人気商品で、使ってる方が多いのも特徴。
⇑修正液で悩んでるならこちらがオススメ。
極細の先端が、細かい部分まで
しっかり修正してくれます。
最初はミスノンを使用してましたが
使う時の手軽さで
今はこちらを愛用しています。
まとめ
いかがでしたか?
順番としては
「先にベタをしてから修正」⇒
「ハイライトで光を追加する」
という工程でした。
一般的には、地味な
「ベタ」と「ホワイト」作業ですが
これをするだけで
いっきに見栄えがよくなり、
画面が締まります。
ベタやホワイトを雑にしてしまうと
原稿のクオリティがいっきに下がり
批評にも影響してしまうので
最後まで丁寧に
塗ってくださいね。