漫画のペン入れとは
漫画原稿用紙に
鉛筆で下絵を描き
それをなぞって清書する作業を
「ペン入れ」と呼びます
清書する時は、
漫画専用の道具
「つけペン」と「インク」を使用します
もし、
つけペンって何?という方は
漫画に使う道具紹介【パート2】
を見てくださいね
具体的な手順
ペン入れの手順は
以下になります
- 下絵を用意する
- ミリペンで、コマやフキダシを描く
- 人物をつけペンで清書する
- 描き文字や効果線を描く
- 背景をつけペンorミリペンで清書する
- 乾いたことを確認し、消しゴムをかける
おおまかには
この工程にわけられます
※ちなみに、
トレース台を使う場合は
また違った手順になりますが
今回は、使わない方向で話を進めます
↑これがペン入れです
ペン入れにかかる時間
ペン入れにかかる時間は、
約3日~1か月程度です
たまに、
ペン入れが終わるまで半年かかった
などという方もいますが
それは単純に、
毎日ペン入れ作業を
行っていない場合でしょう
ペン入れを終わらせる
目標としては
1か月以内を目指しましょう
もっと詳しく言うと
下絵が2週間だった人の場合は
2週間以内
1週間で終わった人は
1週間以内
というように
下絵にかかった時間よりも
短い時間で仕上げるように
意識するとよいでしょう
うまくいかない場合の対処法
ペン入れ作業は、
下絵作業とは違い
慣れない道具を使うので
テクニックが必要です
そこで、
ペン入れの時の悩みとして
線がキレイにひけない時の
対処法をのせてますので
ぜひ目を通して
試してくださいね
線がキレイにひけない
線がキレイにひけない
悩みとしては
①まっすぐ引けない
②線がかすれる
③思った場所に線がいかない
いうことがあげられます
※ちなみに今回の
キレイな線の条件としては
「安定した太さ」
「迷いのない線」
「つなぎ目が見えない」
を想定しています
①まっすぐ引けない場合
まっすぐ引けない
という悩みは、
「つけペンに慣れていない」
という可能性が高いです
いきなりペン入れ本番を
するのではなく
コピー用紙などに
何度も線を引く練習をしましょう
ちなみに、
まっすぐ引く為のコツとしては
・力を抜いて紙をこするように描く
・鉛筆とは別ものと考え、
彫刻刀のようなイメージで使う
・長い線の時は、手首ではなく
ひじを軸にして描く
ということを意識しましょう
※言葉で伝わりづらかったらスミマセン
今後、絵や動画など
より分かりやすいコンテンツでの発信も
準備していきますので
しばしお待ちいただければ幸いです
②線がかすれる
線がかすれる という悩みは
「インクに問題がある」
可能性が高いです
ペン入れの時に、
つけペンにつけるインクは
使うたびにフタをしておく
必要があります
もし、あなたがフタをあけっぱなしで
インクを使用していた場合は
水分がへって
かすれてしまっているのでしょう
なので、
キレイな線を引く為にも
インクのフタはそのつど
しめるようにして下さいね
③思った場所に線がいかない
思ったところに線がひけない
という悩みは
脳と、実際の手の動きに
ズレが生じていることが原因でしょう
正直、この問題についても
ズレがなくなるまで
練習するのをオススメします
しいて原因をあげると
するならば
ペン入れ本番になると
緊張してしまって勢いで描いてしまう
という場合も
あるかと思います
管理人もこのタイプで
ペン入れの練習の時は大丈夫だけど
本番になると、
きれいな線をひこうとするあまり
勢いのままひいてしまう
というコトがありました
対処法としては
どこまで線を引きたいか
【目的地】を見て確認し
脳内で5回ほど
キレイに線を引く手の動きをイメージ
息を止めて、力をいれずに
スッと引く
ということをすると
上手く引けることが多いです
色んな方法を試してきて、
一番これが効果があったので
ぜひ実践してみて下さいね
ペン入れの手順とコツ【まとめ】
いかがでしたか?
この記事では、
ペン入れの基本的な手順と
キレイな線をひくためのコツ
をお教えしました。
うまく線がひけないなぁ…
と思った時は
・コツを見ながら練習する
・インクのフタを毎回しめる
・イメージで予行訓練する
ということを
意識するとよいでしょう。