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【漫画の描き方】トーンのはり方について

2020年4月19日


ゆこちゃん
こんにちは!

今回は「トーンのはり方」について
お教えします♪

この記事は
【漫画の描き方】ベタとホワイトの手順
からの続きとなっています


スクリーントーンってやつだよね
楽しみ~!
萌ちゃん


ゆこちゃん
そうですね!

時間はかかりますが、
画面が華やかになる楽しい作業です

それではさっそくどうぞ♪



 

トーンとは



トーンとは、
スクリーントーンの略称で

透明なフィルムに、
細かいドットが印刷されてる
シールのようなものです。


これを漫画原稿の
色をつけたい部分に切ってはる事で
様々な表現が可能となります。


アミトーンと呼ばれる、
無地のものが基本となり

お花や星など、
模様が印刷されているものは
柄トーンと呼ばれます。


1枚300円~600円しますが
1作品で、数十枚使うことが多く

トーン代は漫画制作の
一番の出費となることが多いです。

⇑どのトーンを買えばいいか迷ったら
まずはこれという定番です。

アイシーの61でも大丈夫ですが、
お値段がデリーターよりもお高いので
こちらをおススメします。


他にも

「どこに張っても万能なトーン」や
「張るだけで画面が埋まるトーン」など

沢山オススメはありますが

ここだと長くなってしまうので
今後別の記事でご紹介します。

トーンのはり方


トーンのはり方は、
こちらになります。


1.はりたいところの上にトーンを置いて
 大きさを確認する


 (この時、袋から出した状態で
 台紙ははがしていない状態)

2.少し大きめに切り取って
 軽くはりつける

3.はりたい形に合わせて
 カッターで切り抜く

4.いらない周りの部分をはがし
 トーンヘラでこすって定着させる


※この時、トーンとトーンヘラの間に
 コピー用紙などをはさんでこすると
 キレイに定着されます


これが、
基本的な張り方となります。


小さな小物や、
髪の毛にそって切り抜いた場合は

細かい部分がはがれやすい&
めくれやすくなってしまいます。


その場合は、上から
メンディングテープを
はっておくとよいでしょう。

⇑一番メジャーな
メンディングテープです。

トーンの剥がれ防止のほかに、
トレーシングペーパーの固定や
トーンカスを集めたりなど

色んな事に使えます。



⇑完璧主義&神経質で、お金に余裕がある方は
こちらのテープカッターがおススメです。
(中身をメンディングテープに入れ替える)

テープの切り口がギザギザになるのが
気になってたのですが

これと出会ってから、
切り目がキレイな直線なので
いちいちカッターで切り口を
整えなくてよくなりました。

テープのギザギザした切り口がきになる!
そんな方にオススメです。

トーンの応用編(かさねばり他)



基本のアミトーンは、

好きな形に切り抜いて模様を作るほかに

「かさねばり」や「けずり」をすると
見た目が様々に変化します。


「けずり」は
カッターを方法ですが
すごく高度な技術が必要なので

今回は、初心者さんでも
簡単に使える

「かさねばり」についてお教えします。


この方法を使うと、
1種類のトーンで3つの濃さが
作れたりするので

ぜひ、少ない枚数で工夫して

色んなバリエーションを
楽しんでくださいね。



かさねばりのやり方

1. 通常通り、1枚だけトーンをはります

2. 同じ番号のトーンを用意し、
  先に張ってあるトーンと
  同じ角度で重ねます。


  ※正確には違う種類でもいいのですが、
   トーンのドットの相性がよくないと

   「モアレ」と呼ばれる
   模様みたいなものができてしまうので、
   本当の初心者さんは
   同じ番号でやると失敗がありません。

3. カッターではりたい形にきりとります

4. トーンで上からこすり、定着させます。

  ※間に紙をはさむとキレイに仕上がります。


このかさねばりは、
一部を星の形やハートの形にすれば

自分だけの
オリジナルトーンが完成しますので

ぜひ色々試してみてくださいね。

まとめ


今回は
トーンのはり方について
解説をしました。


トーンについては、
常に何百種類も常備するくらい

大好き&沢山使ってきたので

おすすめの種類や、
メーカーの違いなど

今後の記事で詳しく解説する予定です。

ゆこちゃん
トーン作業は奥が深く、
種類も豊富なため

今後の記事でも
くわしく取り扱う予定です♪


あの灰色の部分

ぜんぶカッターで切り取ってたなんて
まんが家さんってすごいね!
萌ちゃん


ゆこちゃん
そうですね

最近は
値上げやメーカー倒産の影響で

デジタルに乗り換える人も
出てきましたが

アナログのあの感覚や
手元に残る安心感など

やっぱり語り継がれていって
ほしいなぁと思います…!


次回は、いよいよ
仕上げ編です♪

セリフ入れや、
トレーシングペーパーの使い方などを
解説予定ですので

どうぞお楽しみに♪



 

  • この記事を書いた人

花咲 ちゆ

【可愛い】と【癒し】が得意な
イラストレーター

クリエイティブなことが大好きで
日々新しいことに挑戦中(*´ω`*)

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