模写をする
模写とは、
そっくり真似して描く練習です。
ひとことで「模写」といっても、
いろいろな種類があります。
・イラストの模写
・写真を模写
・漫画のページ模写
・アニメ模写
・実物を見ながら模写
個人的なオススメは、
既にデフォルメされている絵の模写です。
何故かというと、
三次元のものを
二次元の線に落とし込むって
すごく苦労するんです。
それに比べて、
完成してあるイラストとしての絵は
既にキレイに
デフォルメされてある状態です。
そこを真似するだけでも、
こうやって描く事によって
見栄えがよくなるんだ!
などと
発見も多くなると思います。
特に初心者さんは
簡単なイラストや
アニメの模写から入る事を
オススメします。
※とはいえ、
リアルの物の方が模写しやすい
という友人もいたので
自分にあったものを選んで
練習してくださいね。
デッサンをする
デッサンとは、
好きなモチーフを用意して
スケッチブックに鉛筆書きで
見たまま描き込むという
練習法です。
模写と大きく違う部分は、
1枚の絵に
何時間もかけて描くところです。
※光や影のつきかた、
丸みや形を把握 するためです。
ただし、
一般的にデッサンという言葉は
形をとる意味合いで
使われていることが多いです。
なので
今回のデッサンは
人物の写真を短時間で模写する
という解釈で進めます。
デッサンを練習するメリットは
人の骨格の基礎が身につく
という所にあります。
つまり、
「関節がありえない方向にまがっている」
や
「手足の長さ&大きさが不自然」
といった問題が
少なくなります。
もしデッサンの
基礎練習をしたいときは
ポーズマニアックという
サイトがありますので
検索して模写してみるのが
オススメです。
※ただし筋肉がむき出しになっている
状態の人物が出てきますので
方はやめておきましょう。
(30秒ドローイングという練習法もあり
一体につき30秒で模写していく方法です。)
ちなみに
リアルの物をデッサンする時の
デメリットとしては
実写版をそのまま
二次元絵に適用すると
身体がごつい
足の長さが短かい
となどの問題が発生します。
なので、
デッサンも勉強しつつ
イラストで映えるように
デフォルメした絵の練習も
一緒にやっていきましょう。
1枚絵を仕上げる
これまでは、
「見たものをそのまま描く」
というスタンスでしたが
今回は自分で構図を考えて
アウトプットしていく方法です。
ここで大事なのは、
好きなところだけではなく
苦手な部分に積極的に取り組む
という点です。
たとえば、
身体が下手だと悩んでいる方は
・全身が入る
動きのある絵を仕上げる
背景が苦手な方は
あまり描かない構図を考えて
資料をもとに
組み合わせながら描いていく
などの方法があります。
私は、
身体のデッサンが崩れているという
指摘をよく受けていたので
毎日1枚、Twitterに
ペン入れした状態の
「動きとパースのついている、
女の子の全身絵」
を載せていました。
(バースとは、
簡単にいえば角度のようなものです)
ずっと継続する必要はないので、
まずは試しに1週間
自分が出来る範囲のイラストを
SNSに載せてみては
いかがでしょうか。
本や動画で勉強する
本には、
ポーズ集や背景集
というものがあります。
それをみれば
様々な構図の人物などが
のってますので
見ながら模写するのも
オススメです。
また、参考書のような
「顔の描き方」「身体の描き方」
といった
初心者さんに分かりやすく
解説している本もあります。
個人的には、
顔の描き方などの参考書よりは
ポーズ集などが
すごく重宝しました。
何故かというと、
描き方参考書系は
その本によって
見本のバランスが違ったり
そもそも好きになれる絵柄ではない場合も
多かったです。
今は、
とても素晴らしい時代なので
分かりやすく
無料で解説している動画が
沢山あります。
なので、そういったものを見ながら
自分好みのイラストがかけるように
練習して見て下さいね。
★このサイトの
ゆこちゃんが解説している
youtube動画
お絵描き講座チャンネルです⇩
主に初心者さんに向けた
絵が上手くなる動画を
投稿していきますので
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トレースをする
何よりも一番簡単な方法
それが、
トレースです。
トレースとは、
トレーシングペーパー(うつし紙)
と呼ばれる透けている用紙で
好きな絵を
なぞることを言います。
それ、練習になるの?と思う方も
いらっしゃるかもしれません。
結論からいえば、
なります。
何故なら、
絵を描く時というのは
自分の思い込みやクセによって
同じような場所に
線を引いてしまう事が多いんです。
ですが、他の人の絵を
そのまま直接なぞることにより
「上手な人が
どのように線を引いているのか」
「自分との差はどこにあるのか」
ということが分かるので、
それを取り入れれば
今までよりも
上手な絵を描く事が出来ます。
ただし、トレースは
ある一定の期間ためしたら
他の練習方法へ移行することを
おススメします。
何故なら、
ずっとなぞってばかりいても
自分で実際に描かないと
うまくならないからです。
頭に知識はあったとしても、
それを実践できるかは
また別です。
そして、トレースした絵には
著作権がありますので
トラブル防止のためにも
SNSなどにアップする事は
やめておいて
あくまでも画力を上げるための
練習方法だと
覚えておきましょうね。
まとめ
以上が、絵を描く基礎的な練習方法
5選でした!
世の中には、
形を覚えて記憶を頼りに描く練習や
空間認知能力
というのを鍛えるために
目をつぶった状態で描いたりする
練習法もあります。
ですが、
基本的には今回の記事の
練習法をくりかえせば
確実に絵が上手くなりますので
テクニックにおぼれず、
日々コツコツと
練習していって下さいね。