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【漫画の描き方】プロットの作り方と具体的な実例

2020年4月1日

最終更新日 2020.4.20

ゆこちゃん
こんにちは!

今回は、
漫画を描く時の工程の一部

詳しいプロットの作り方について
お伝えいたします♪

プロットって何?という方は

以前の記事
原稿が完成するまでの手順と流れ

を見てくださいね
プロットって
お話づくりのことだったよね?

どうやって漫画ができるのか
とっても楽しみ~!
萌ちゃん
ゆこちゃん
そうですね♪

プロットの作り方は
色んな種類があります

今回は、

サイトの管理人が
漫画を作っていた手順を
お伝えします!

当時、

担当さんにいただいた
アドバイスなども
一緒に盛り込んでいますので

ぜひ参考にしてくださいね!



※今回ご紹介する方法は
30ページ前後の
読み切り作品を想定しています。


基本的に自己満足ではなく

読者に面白いと思ってもらえる漫画を
つくるために
解説していますので

中級者さん~上級者さん向けの解説も
交じっています。


ですが、
それぞれの項目に

初心者さん向けのアドバイスも
のせていますので

もし、
「難しい」と感じた場合は

そちらの方法を
実践していただけると幸いです。

ストーリーを考える


まずは、
どんな話にするかを決めましょう。


ストーリーを作るときは

「一言で説明できる話」


にすると、面白くなります。


具体的には
〇〇が〇〇して〇〇する話

などですね。


この考え方のいいところは

書いてる最中に
話がブレそうになった時

「〇〇の話」だった!と気づき

話が迷子にならずにすむ
というメリットがあります。


どんな話の場合でも
最低限のコツとして

「成長」

という変化を
とりいれると良いでしょう。


読み終わった後に
変化しているのが

物語としての大前提です。


以上のことをとりいれて

自己満足ではなく
読んでくれた方に

「面白かった!」と思ってもらえる
話作りを心がけましょう。

 


◆初心者さん向けアドバイス◆


初心者さんはまず、

描きたいシーンやキャラから
話を考えるとよいでしょう。


その際、
描きたい部分がひきたつように
話を構成すると

説得力や感情移入がしやすいです。



たとえば
少女漫画で両想いになる話なら

・どんな出来事があって、
 好きになったのか

・乗り越えるべき障害は
 どんなものか

・どういった努力して、
 相手に好きになってもらえたのか


いう感じです。



もう一つの例として

いじめられっ子がいじめっ子に
立ち向かえるようになる話なら


・反論できる自分に
 変わりたいと思ったきっかけ

・心で決めても、
 何度もおびえて失敗してしまう様子

・どんな出来事で勇気がもらえ
 「立ち向かえる自分」に変わったか


など

見せたいシーンが
一番盛り上がるように

その他のエピソードを
考えていきましょう。

 

エピソードを整理する



この工程では、
先ほど考えたエピソードを
厳選します。


コツとしては

まず最初に
沢山のエピソードを考えて

そこから選び取っていくカタチが
良いでしょう。



30ページに入る
具体的なエピソード数は

その雑誌や題材によって違いますが


私は以前、担当さんに

31ページなら
エピソード7個を目安にするといい


と教えていただきました。



単純計算すると
1エピソードあたり
4ページほど割り振れますね。



もちろん、ラストシーンは
ページを多く使いますので

ラスト>冒頭>中盤
の順番で

1エピソードあたりの
バランス配分するとよいでしょう。



◆初心者さん向けアドバイス◆


漫画を描き始めたばかりの方が

いきなり
それをしようとすると

難しくて先に進めない
原因となってしまいます。


なので、

以下の3つを心がけて
話を作りましょう。


・最初のほうで、
 世界観や主人公の目的など
 十分な情報量をつたえる

・わかりづらい所はないか確認する

・ラストが駆け足に
 ならないようにする



これらは、
初心者さんがおちいりがちな
基本中の基本です。


最低限これを守るだけでも
だいぶ読みやすい
漫画ができあがりますので

ぜひ出来てるか
確認してみてくださいね。

細かく設定を決める


この項目は、次の手順

【ネーム】を楽にするために

あらかじめ細かく
決めておく方法です。


ですので、

ネームを描きながらアイディアを出す

というタイプの方や

細かく決めるのが苦手な人



こちらの作業を
する必要はありません。



しかし、
ネームで全てをやろうとすると

ページ配分やセリフ、
構図や
コマ割りなど

とても多くのことを
しなければならなくなります。


ですので、

ネームでいつもとまってしまう
というという方は


ここで具体的に
想像し

ページ配分や、コマわり、
セリフなども決めていきましょう。


私が使っていた
実際のやりかたを書いておきますので

悩んだ時は
参考にしてみてくださいね。



◆ネームが簡単になる
 プロットの作り方◆




①パソコンのメモ帳を起動する


②話を思いつくまま
 おおざっぱに書き出す


③さらに細かく想像し、
 人物のセリフや細かいエピソードなども
 ここで出し尽くす

 (この時点では、
 思いつくままにかきましょう)


④先ほど書いたものを
 ブラッシュアップし
 

 必要最低限のエピソードと
 セリフにまで削る


⑤全体の流れをチェックする

◆チェック項目◆

・キャラらしく喋っているか
・不自然な行動はしていないか
・本当に必要なセリフか
・ベストな言い回しができているか


⑥漫画になった時を想像し
 どこに何コマ使うか
 仮のページ配分をしていく


 ※この時、
 冒頭はモタモタしていないか
 
 めくりやひきは出来ているか
 意識しましょう。
 (めくりについては今後の記事で解説します)

⑦最終確認をする

◆チェック項目◆

・読んでて分かりにくい場面はないか
・コマの数やセリフの位置は読みやすいか
・ラストはバタバタしてないか


⇒完成です!




このやり方のメリットは、


ネームでページ調整や
大幅なエピソード入れ替えを
しなくて済むところ

です。



逆にデメリットとしては

事細かにきめるので
大幅な変更が しにくいところ



結構な労力を使うので
最後まで完成させるのに
パワーを使うところ

です。


この方法は

人によって
合う合わないがあります。



なので、何度か試してみて
合わない場合は

自分にあったやり方を
探してみてくださいね。


※ちなみに
ここまで書いておいてなんですが

理想としては
A4の用紙1枚に

わかりやすくまとめられてるのが
理想らしいです。



しかし何度挑戦しても
短い文章でまとめることが
厳しかったので

(描きたい状況が伝わらない)

やりやすいこの形に
落ち着きました。



(担当さんに見せる場合は、
更にこれを分かりやすい文章に
書き直し

読んでもらいやすい状態で
送ってました)


まとめ


いかがだったでしょうか?

まとめると、
このようになります。

・一言で説明できる話にすると面白くなる。

・成長という変化を取り入れる

・描きたいシーンやキャラから考える

・31ページでエピソード7つ目安(例外有)

・分かりやすい事が大前提



今回のは1つの例ですが

実際にこの方法で
漫画を作っている人も居るので

どこかしら参考になる部分があれば
嬉しいです。

話の作り方に
正解はないので

色んな方法をためし

より良いやり方で
漫画を作っていってくださいね。


 

 

ゆこちゃん
いつも
なんとなく読んでいる漫画ですが

色んな工程をへて
私たちのもとに
届けられているんですね


花咲ちゆ
そうなんです!


漫画家って
絵を描く職業だと思ってましたが

実際は、
話を考えている時間の方が
多いのが現実です…


漫画の話の作り方に
関しては

ずーーーーーっと
悩んできたことでもあるので

この題材に関しては
何本でもかける気がします…!


実際に作っていて感じた事
担当さんに頂いたアドバイス
何十冊と読んだ話作りの本の内容
話の構成の勉強方法など

今後も分かりやすく
記事にしていけたらと思います!


私の経験が、
未来の漫画家さんの役にたてれば
嬉しいです!


わっ!びっくりした~~

ゆこお姉ちゃんが
長~~~いひとりごとを
ゆってるのかと思ったよ!

フツーに入ってきてるけど

多分会うのは
はじめてだよね??

はじめましてこんにちは!

いつもいろいろ教えてくれて
ありがとう!!
萌ちゃん


ゆこちゃん
(そのぐらい語りたいことが
多かったんですね…)


これからも
管理人ともども

私たちがお教えできる知識は
全て書いていくつもりですので

ぜひお役に立てていただければ
幸いです♪
  • この記事を書いた人

花咲 ちゆ

【可愛い】と【癒し】が得意な
イラストレーター

クリエイティブなことが大好きで
日々新しいことに挑戦中(*´ω`*)

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