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漫画を描く時に必要な道具【パート2】

2020年4月12日


ゆこちゃん
こんにちは!

今回は

前回の記事
漫画を描く時に必要な道具【パート1】

からの続きとなっています♪


漫画を描く際に必要な道具
全17種類のうちの第2部

新たに買いそろえる必要のある道具9つ



について解説します♪


いよいよ
まんがを描くときの
専門道具が出てくるんだね!

たのしみ~!!
萌ちゃん


ゆこちゃん
この【パート2】は、
シリーズの中でも

一番ボリュームがあり、かつ
知りたい内容が
書かれていると思います!


ですので、
ぜひこれを見て

描き始める為の道具を
そろえていって下さいね





※今回の記事は、
【パート1】からの続きです。

先にそちらを読んでいただくと
より分かりやすくなってますので
ぜひ見てみて下さいね。


漫画を描く時に必要な道具【パート1】


*必要な道具一覧*



漫画を描く時に必要な道具
パート1からパート3までの内容です。

*家にあるもので代用可能な5つ*

①鉛筆またはシャープペン
②消しゴム
③白い用紙(なんでもOK)
④カッター
⑤ホワイト(修正液可)

+定規(35cm以上)


*新しく購入する道具9つ*

定規(35cm以上)
漫画原稿用紙
ペン先(丸ペンorGペン)

ペン軸
⑩インク(墨汁可)

⑪筆ペン
⑫スクリーントーン
⑬トーンベラ
⑭トレーシングペーパー


*あると便利な道具3つ*

⑮メンディングテープ
⑯応募用封筒
⑰トレース台


今回は、17個あるうちの⑥~⑭

漫画を描く為に
新しく購入する必要のある道具

についてご紹介します。

新しく買う必要がある道具9つ



それが、こちらになります。

ミリペン
漫画原稿用紙
ペン先(丸ペンorGペン)

ペン軸
⑤インク

⑥筆ペン
⑦スクリーントーン
⑧トーンヘラ
⑨トレーシングペーパー


1つずつ説明していきますね。

①ミリペン



ミリペンは
一定の細さの線がひける
コマの枠やフキダシ用のペンです。




メーカーによっての違いが少ないので、
どれを買ってもよいですが

全く分からない場合は
コピックマルチライナーか
ピグマさんのミリペンをオススメします。


コマの枠線用に1.0mm
フキダシ用に0.3mm
描き文字に0.5mm
細かい描き込み用に0.03mm(0.05でもOK)

の太さのペンを
そろえるとよいでしょう。

 
 
 

↑こちらは説明画像にもあるピグマさんで
漫画を書き始める時に最適な
スターターキットです。

漫画のコマ枠を描く時は、
0.8mmのペンを使って下さいね。

⇑こちらはコピックマルチライナーの
万能セットです。

管理人もここから入りましたが
0.03、0.05、0.1、0.3~と
種類が豊富なので

欲しい太さで思い通りの線が描けます。

デザインも素敵なので
お財布に余裕があるならこちらをオススメします。

②漫画原稿用紙



漫画を描くときに
必須のアイテムとなります。



この用紙(メモリ付き)に
鉛筆で下絵を描き

ペンでなぞって漫画を仕上げます。



原稿用紙は、

メーカーによって
なめらかさが違います。


毛羽立ちやひっかかりがあると
どう頑張っても

キレイな線がかけない
原因となります。



ですので、少し高くても
上質な用紙を選ぶようにしましょう。




管理人のオススメは、

アイシー原稿用紙B4サイズ
40枚入り135kgです。

↑一番質がよくて、使いやすいです。

原稿用紙は書き味に直結するので
ペンに慣れない最初こそ
いい物を買う事をオススメします。



用紙の種類は、
135kgと110kgがあり

用紙の重さ=厚みが違います。



基本は135kgで描きますが

トレース台を使い
違う用紙から直接ペン入れする際は
110kgを選びます。


⇑管理人はこれを愛用してます。

135kgより少しお安いので、
どうしても価格を抑えたい方は
こちらでも大丈夫ですよ。



ちなみに110kgの場合は、
高価なトレース台を
購入する必要があるので

初めての場合は135kgから入りましょう。

雑誌に応募する漫画を描く際は
必ずB4サイズを使いましょう。

初めて見た時は、
大きく感じると思いますが
漫画を描く人はそのサイズを使っています。

いつも見慣れているA4サイズ(小さめ)は
同人誌を描く場合などに使うので
間違いないように気を付けて下さいね。

 

ペン先(丸ペンorGペン)



漫画を描く時は、
つけペンというものを使います。


こちらの「ペン先」は
消耗品になっており

キレイな線が描けなくなってきたら
新しいものに
取り換える必要があります。



ボールペンのような
インクが元々ついているものではなく

このペン先に

専用のインクをつけて
線を引いて描きます。



なぜそんな
面倒な事をするかというと

ボールペンなどで描いてしまうと
本になった時に、

インクの問題で
キレイに印刷されない可能性があるからです。



その他にも、

つけペン使えば
すごく細い線を描けるので

表現の幅が広がるという
メリットがあります。

ペン先の種類は、沢山ありますが
メジャーなのはこの2種類です。


【丸ペン】
主に少女漫画、細い線が描ける



【Gペン】
少年漫画など、強弱のある線がかける


メーカーは
日光、タチカワ、ゼブラがありますが

実際に使ってみて
描きやすい物を選んでくださいね。


※ペン先については奥が深いので
今後の記事で更に詳しく解説予定です。

 

⇑最初はどれが自分に合うか分からないので
丸ペンとGペン両方試すのがオススメです。

Gペンを使いこなせれば、そちらの方がお安いですが
すっごく描きづらいので(個人的意見)
保険に丸ペンを買うことをおススメします。

④ペン軸



ペン軸は、先ほどご紹介した
「ペン先」をはめて使う
持ち手のことをいいます。


種類としては、

丸ペン専用軸と

丸ペンGペン両方OKな
フリーペン軸があります。

↑こちらは丸ペン専用軸



丸ペンとGペン、
どちらが自分に合うかは
使ってみないと分からないので

初心者さんは
どちらでも使える

フリーペン軸を買うことを
オススメします。

⇑定番のペン軸です。

フリーサイズなので
丸ペンGペン両方とも使えます。

キャップもついている為
初めての方にオススメです。



(ちなみに、少し深い話になると
丸ペンオンリーでペン入れする人には
専用軸を使うとよいでしょう。)

※詳しい理由については、
今後のペン軸の記事について解説します。

インク


インクは、
漫画を下絵から清書する

「ペン入れ」をするときに
ペン先につけて使う道具です。



種類としては、
各メーカーのインクの他
まんが用の墨汁でも可能です。


インクの種類は、描き心地に直結する
大事なアイテムです。


それぞれのメーカーに
特徴がありますが

色々試した結果、

パイロットの製図用インクが
一番おススメです。

⇑パイロットの製図用インクです。

乾きやすいのに加え、
ビンの重みがあるため
間違ってこぼすことが少ないです。

プラスチック容器のお安い物は
描いている最中に倒してしまい
原稿が汚れるハプニングもあったので

そういったメリットも含め
総合的にオススメです。

ちなみにamazonさんは
送料込みのお値段なので
少しお高めに設定してあります。



ちなみに、
どうしても金額をおさえたい時は
100円ショップのものでも
描けるらしいのですが

インクは線のなめらかさに
直結するものなので

きちんとしたインクをオススメします。

(今後詳しく記事で解説します)

筆ペン



筆ペンは、
髪の毛のツヤベタをするときに
必須のアイテムです。

※ツヤベタとは、
光が当たる部分を残して塗る方法です。


こちらも各メーカーから
それぞれ出ていますが

商品のところに
「極細」と描いてあるものを
オススメします。



ちなみに一番のお気に入り(⇑画像商品)は
くれたけ筆の極細です。


⇑やっとたどり着いた理想の筆ペンです。

穂先がやわらかい為、
コツをつかむまでは練習が必要ですが

慣れたら他の筆ペンには戻せません。



筆ペンにお金をかけたくない!
というこだわりの無い方は、
100均のものでもよいと思いますが

実際に買ってみると
毛先が想像と違う場合が多いです。


(きちんとした筆ペンは、
穂先の素材が良い物ですが

お安い物だとフェルト?のように
まとまっているものもありました。)


なので、こだわりがある方に関しては
結局買い直す為にならないよう

よく考えてから買って下さいね。

 

⑦スクリーントーン



スクリーントーンは、
漫画に色を付けるための道具です。



透明なシールのようなものに
ドットや模様が印刷してあり

はりたい物の形にそって
切り取ります。



これを張ることにより


いっきに「漫画っぽい」画面が
できあがると同時に

クオリティをあげる
効果を持っています。



プロの方のほとんどが利用しており
いいことづくめのトーンですが
デメリットも存在します。



それが
時間がかかることと
値段が高いことです。




時間がかかるというのは、
髪の毛に張りたい場合は

一本一本、線に合わせて
カッターできりとる必要があります。


最初のうちは

出来るだけ
簡単なカタチのものに

最低限、張りたい場所にだけ
使うようにしましょう。



値段が高いというのは、
トーン1枚あたりに
最低300円~600円してしまうからです。


しかも、このトーンは
1作品に何十枚も使用する消耗品です。



なので、お金をかけて沢山買っても

賞金が出なければ
マイナスになってしまいます。


そういった理由で
初めての方は

デリーターの61番を
買うことからオススメします。




このトーンというのは、

「重ね張り」で色を濃くしたり
「削り」で雲を表現したりできます。


なので、
使い方次第で幅が広がる

基本のアミトーンと
呼ばれるものを購入し

自分で
オリジナルの柄などを
作るとよいでしょう。


⇑「初めてで何を買えばいいか分からない」
という方は
デリーターの61番から買いましょう。

工夫すると様々な表現ができる為
人気&定番の商品です。

※トーンの使い方について知りたい方は
こちらの記事をごらんください。

⑧トーンヘラ


これは、先ほど紹介した
「トーン」をおさえて
接着させるための道具です。


ラブトーンと呼ばれるものも
これにあたります。


トーンヘラで、
上からトーンをこする事により

きちんと接着され、
ズレてはがれてしまうという事が
なくなります。


種類やカタチも沢山あり、

広い面むけの
台形型のトーンヘラや

細かい部分向けの
画像のような細い長いタイプもあります。


最初のうちは、
広い面むけのトーンヘラを
一つだけ買うことをおススメします。

⑨トレーシングペーパー


トレーシングペーパーとは
絵の上からセリフを描きたいときに
使う道具です。


通常は、フキダシのなかに
鉛筆でセリフを直接かきこみます。


ただし、
モノローグや見せ場で

絵の上にセリフが
重なってしまった場合


このトレーシングペーパーで
一度絵を保護し

ペーパーの上にセリフを書き込みます。


個人的には、

透明度が高いSAKAEさん
(以前はトチマンさんでしたが
名前が変わりました)

のトレーシングペーパーを
オススメします。

※詳しい使い方などは
今後の記事で解説します。

まとめ



いかがでしたか?


漫画を描く時は、
専門的な道具が多いので

初めての場合はちょっと
ハードルが高く感じるかもしれません。


ですが、これを乗り越えて
漫画を描きはじめられたら

新しい世界が見えるようになります。


次の、【パート3】では

必ず必要ではないけど
持っていた方が格段に助かる道具

についてご紹介します。


沢山ある道具の中でも

厳選した3アイテムに
しぼっているので

ぜひ参考にして下さいね。

ゆこちゃん
漫画を描く道具って

普段は目にしない
専用のものが沢山あるんですね~!


インクをつけて描くって、
かっこいい~!!

まんが家さんっぽい!!
萌ちゃん


ゆこちゃん
つけペンを使いこなせたら、
プロに一歩近づきますね♪


次回は、漫画を描く時に必要な道具
【パート3】になります!


この記事で、基本的な道具編は
最後になりますので

ぜひ読んで

自分に合うアイテムを
買いそろえてくださいね♪



 

  • この記事を書いた人

花咲 ちゆ

【可愛い】と【癒し】が得意な
イラストレーター

クリエイティブなことが大好きで
日々新しいことに挑戦中(*´ω`*)

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