※今回は、B4の紙に
アナログで漫画を描くことを
想定しています。
デジタルの作画の場合は
参考程度にとらえていただければ
幸いです。
①コマとコマの間隔について
漫画には
コマとコマの間に
白い空白の部分があるのを
知ってますか?
そのスペースがある事によって
画面が読みやすくなり
メリハリがうまれるんです。
コマのあいだは基本的に
タテの間隔は広く
ヨコの間隔は狭くします。
具体的な
数値としては
タテを5mm
ヨコを3mm
あけるとよいでしょう。
もちろん、
雑誌によって違いますので
自分が目指している雑誌の
コマの間隔を見て
調整して下さいね。
②枠線の太さとフキダシの太さの目安
線の太さに
決まりはありませんが、
今回は参考として
私が少女漫画を描く時に
使っていたペンの太さについて
お教えしますね。
枠線⇒1mm
フキダシ⇒0.3mm
これらの線は
「ミリペン」という道具で
描いています。
その他の描き文字などは
太さがかぶらない
0.5mmなどで
使いわけるようにしましょう。
原則として
線の太さは
枠線>フキダシ
にすると
見栄えがよくなりますよ。
③大ゴマを使う場所の考え方
大ゴマとは、
文字通り大きなコマのことを
言います。
「見せ場」や「決めゴマ」と
呼ばれるコマは
ほぼ例外なく
大ゴマが使われています。
では、
この大ゴマを使う場所は
どうやって決めれば
よいのでしょうか?
「見せたいものが大きい時」
でしょうか?
それも
もちろん正解です。
ですが、
漫画において
一番ダイジな
判断基準があります。
それは
人物の感情が
大きく動いた時
です。
私は以前、
ファンタジーの世界観や
魔法を使った時の様子
などに
しょうてんをあて
大きなコマを使っていました。
でも
そうじゃないんです。
主人公や相手の心が動いた時に
大きなコマで感情を伝えるんです。
これをすることで、
読者により共感してもらい
面白い漫画だと
感じてもらえます。
世界観がステキな漫画や
背景に大ゴマを使う漫画が
あってもいいと思います。
しかしそれは
読み切り作品には向かない可能性が
高いです。
ちなみに私は
この事に気づくまで
約5年かかりました。
なので
もしあなたが
どこのコマを大きくすればいいのか
わからない
と悩んでいるのなら
この法則にのっとって
コマ割りすることを
オススメします。
まとめ
いかがでしたか?
おさらいとして、
コマとコマの間は
タテ5mmヨコ3mm
枠線の太さは1mm
フキダシの太さは0.3mm
大ゴマを使うシーンは
人物の感情が動いた時
という
内容でした。
これをもとに、
作風によって太さを変えたり
コマ割りを工夫したりして
自分なりの
個性を出していってくださいね。