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液タブレビュー【300枚描いた感想】Wacom Cintiq Pro16

2021年4月8日

CintiqPro16アイキャッチ
花咲ちゆ
今回は私が愛用している
 
Wacom Cintiq Pro16の
使用感をレビューしていきます
 
実際に使いこんで
きたからこそ分かった
 
メリットや
デメリットを
 
包み隠さずお伝えするので
 
ぜひ最後まで
読んでみてくださいね

 

★事前情報★
 
・板タブ「Intuos4」からの乗り換え
 
・約1年半ほぼ毎日使用
 
・この液タブを使用し
 仕事絵を280枚以上納品
 
・液タブWacomOneも所持
 
・保護シートはTB-WCP15FLBLN使用
※ただし現在は高値

 

Wacom Cintiq Pro16ってどんな液タブ?

 
Wacom Cintiq Pro16は
プロ向けに開発された

最高峰の
液晶タブレットです
 

 

Wacomから出ている
液晶タブレットには

製品のグレードがあり
 

★エントリーモデル
(Wacom One)
 
★ミドルクラスモデル
(Wacom Cintiq)
 
★プロフェッショナルモデル
(Wacom Cintiq Pro)

 
これらの3つに分けられます

下にいくほど性能があがり
価格も高価になっているんですね

 

このWacom Cintiq Pro16は

そんな最高クラスの
描き心地を求める方に最適な

プロご用達の
液晶タブレットなのです

 

 

セット内容は?

 
セット内容は
こんな感じです

 

Wacom Cintiq Pro16 外箱

 

Wacom Cintiq Pro16 箱の後ろ側

 

 

Wacom Cintiq Pro16 箱の中

⇑色んなケーブルが入ってます

 

Wacom Cintiq Pro16 本体

 

 

 

Wacom Cintiq Pro16 付属品

私が買った時は
左上にある

「Wacom Link Plus」という

パソコンに接続する際に
重要な機器が

セットとしてついてきました
 

はるか昔だと
こちらがついておらず

別途で約1万ほどだして
購入する必要があったのですが
 
 
今は部品も付属しているため
 
以前より接続が
カンタンにできるセットになっています

 
 

実際に使って感じたこと

 
実際の使い心地はどうなの?
というところですが

めちゃくちゃ良いです
 

液タブCintiqPro16

⇑液タブスタンドを使用しています

 

Cintiq Pro16のメリット3つ

まずはメリットをご紹介します

使用して特に良いと感じた特徴は
次の3つです
 

・ほどよいサイズ感
・ペンのサイドボタンが2つ
・一番の魅力は視差

 

①ほどよいサイズ感

まずは大きさですね
 

Wacomの液タブは

13インチ
16インチ
24(22)インチ

といったサイズ展開に
なっています
 
 

価格的に人気なのは
13インチと16インチなのですが
 

一番小さいサイズだと
 
実際のお絵かきソフトを
起動したときに
 
キャンバスが小さくなって
しまいがちなんですね
 
 

⇑16インチサイズはこんな感じ
画面の表示は赤枠範囲のみ

 
ただ、24インチだと高価な上
けっこう場所をとってしまうので

大きすぎず、小さすぎない
16インチが

個人的に
ベストなサイズだと感じました
 
 

 

②プロペン2が便利

次にペンですね
 
 
便利だと思った点は

サイドボタンが
2つついていること

でしょうか

 

プロペン2種

⇑上がWacom Cintiq Pro16
下がWacom Oneのペンです

 

これが1つしかないと

絵を描く時の効率が
すごく落ちるんですよね…
 


 
あとは
細すぎず持ちやすいので

長時間使っていても
手が疲れない所

ラバーグリップで
触り心地がいいのも

プラスの点でしょうか
 
 

描き心地は
筆圧感知もバッチリなので
 
文句なしの満点です〇

 

③視差の少なさ

 

Wacom Cintiq Pro
最大の魅力は

視差が限りなく
少ないという部分

ここに尽きます

 

実は私が液タブを購入するに
踏み切った最大の理由はここにあります

 


昔、家族が
中華製の液タブを所持しており

以前から「液晶タブレット」という
存在は知っていました

 

しかし、実際に描いてみると

ペンと紙の間に分厚いガラス面があり
 
それがとてつもない
違和感だったんです

 

調べてみると
それは「視差」と呼ばれるものでした

 

技術が進歩していても

今はこの程度なんだと
諦めていたのですが

 
とある機会に家電量販店で

WacomPro液タブの
試し書きをしてみたのですね

 

するとビックリ

ペン先と描画点のズレが

ほぼないに等しいでは
ありませんか…!

 
 

当時は18万円越えという
高価すぎるデバイスでしたが

それ以上の価値がある!と
買う事を決意
 

 
液タブを買う為に
バイトをはじめ

無事にCintiqPro16を
買うことが出来たのでした

 

花咲ちゆ
購入前は
値段の高さが億劫ですが

本気でプロになりたいのなら
Proシリーズです
 
板タブとは比べ物にならない速さで
絵(特に線画)を仕上げられるので

コスパを考えると
投資する価値はあります

 

Cintiq Pro16のデメリット2つ

 
ここまで良いことばかりを
話してきましたが

この液タブにも
もちろんデメリットはあります

 

それは主にこの2つです

・価格が高い
・接続が大変

 

①価格の高さ

 
Wacomのプロシリーズは
価格が高いです

 
今回ご紹介している16インチで
16万円※

24型になると30万円※
32型は38万円※します

2021年4月時点でのamazon価格

 

私も最初はこれがネックで
 
長い期間
板タブでいいと思ってました
 

ですが
思い切って買ってみると
 

「使って元を取らなきゃ!」

 
という心理が働いて
逆によかったりします笑
 
 

ただ学生さんは
経済的に厳しいと思うので

同じサイズでお求めやすい価格の

Wacom Cintiq16FHDを
おすすめしておきます

 

※16FHDは
タッチ機能なし 視差が若干あり カラーカバー率が低め

という特徴の変わりに

Proの3分の1の価格で買える
お得なミドルクラス液タブです
 
 

②接続が大変

 
これは、パソコンに繋げる
接続のことですね

 
もっと具体的にいうと

快適に使えるようにするまでの
準備がすごく大変

ということでしょうか

 

これだけおすすめしてる
CintiqPro16なのですが

実は買ってから1年ほど
使っていない期間がありました

 
その理由は

少しでも振動を与えると
画面が消える

とうトラブルがあったからなんです

 

買った当時は
「液タブってこんな描きづらいの!?」

と、神経をすりへらしながら
衝撃を与えないように描いてました

 

ですが実はこれ

HDMI端子が古くなってたせいで
 
正常に画面表示
できなかっただけなんですよね


このように

機械音痴の人は

快適に使えるように
なるまでの接続が

少し大変かもしれません
 

ですが

Wacomのサポートさんに
問い合わせれば
 
的確かつ快適に使えるよう
アドバイスをしてくださる
ので
 
その部分はご安心くださいませ

(私も原因解決のため
お世話になりました)

 

 

 

あると便利な周辺機器

 
ここでは

液タブと一緒に使うと
便利な周辺機器

についてご紹介します
 

 
左手デバイス

 
キーボードの
ショートカットキーを登録できる

お絵描きの時短ができる製品です

私はTABMATE
TourBoxを使用しています
 

※くわしい性能は
レビュー記事にてお伝えするので
ここでは割愛します

 

おすすめの保護フィルム

 
私が使用している保護フィルムは
すでに製造中止になっているので

今販売しているものの中から
おすすめをご紹介しますね

 

芯の削れが気になる方は

ペン先消耗85%減の
ケント紙タイプがおすすめです

エレコムCintiqPro16フィルムペーパーライクケント紙

 

 
多少ペン先が削れてもいいから
紙に近い描き心地を求めている

という方には
上質紙タイプがおすすめです

エレコムCintiqPro16フィルムペーパーライク上質紙

 

 

保護フィルムは
本体を守るためにも
 

液晶タブレットの
本体購入と同時に購入し
 
新品の状態に張り付けて使うのが
おすすめです

  

反射軽減、描き心地など
フィルム自体に色々な性能がありますので

自分にあったものを
ぜひ探してみてください

 

液タブスタンド

 
個人的におすすめの
周辺製品です
 
 

この液タブスタンドを購入してから
肩こりや頭痛が軽減され
 
より楽しくイラストを
描けるようになりました

Parblo PR100 タブレットスタンド
というものを使用しています

 

スタンドに関して
色々調べたのですが

1番よさそうだったのが
この製品だったため

購入を決めました
 

⇑裏面はこんな感じ

 
一応、純正品

ワコム Wacom Cintiq Pro 13/16専用 モバイルスタンド

もあるようなのですが

・価格が1万円以上すること
・角度調整が限定されること

が気になり

私は今回の製品を購入しました

 

⇑こんな感じで支えます
角度は垂直に近づけるほど使いやすかったです

 

結果、買ってよかったです

 
絵を描く時の姿勢がよくなって
 
目の痛みや
肩こりが軽減されました

 
なので

予算がある方は
最初から一緒に購入すると
 
快適な環境で
お絵描きできると思います

 

 

 

Wacom Cintiq Pro16のレビューまとめ

 

この記事では

Wacom Cintiq Pro16を
使用してきた感想を

書かせていただきました

 

まとめると

イラストでプロになりたい方は

WacomProシリーズの
液タブがおすすめ!

ということでしょうか

 

色んな板タブや液タブを
使ってきたのですが

現状知るかぎり
この製品が

最高峰の液晶タブレット

だと感じました
 

 

「置く場所のスペース」と
「予算」が許すのならば
 
1サイズ大きい
Cintiq Pro24もありかなと思います
 
※ただしサイズ感は、必ず購入前に
家電量販店でご確認ください


管理人は最初から

プロフェッショナルモデルの
液タブを使っていたので

すぐにその魅力に
気づけなかったのですが

 
ほかの液タブと比較した時に

改めてCintiqProの
使いやすさを痛感しました
 

もちろん、簡単に手をだせる
価格帯ではないので
 
じっくり悩んで

自分にあった液タブを
選んでいただければと思います
 
 

ちなみに
WacomOneという
 
エントリーモデルの液タブも
実際に購入して使用してみました
 
 
次回はそちらのレビューを
更新予定ですので
 
ぜひ参考にしてみてください

 

ゆこちゃん
今は液タブの種類も
情報もたくさんあるので
 
どれを見ればいいか
分からない方も多いと思います
 
そのため今回は
 
この液タブを愛用している
ヘビーユーザーから見た

メリットデメリットを
お伝えしましたので
 
ぜひ参考にしていただければ幸いです

高い買いものだから
まよっちゃうね~
萌ちゃん
ゆこちゃん
そうですね
 
そういった方の悩みが
1つでも解消できるよう

記事を書いているので
お役にたてたら光栄です
 
次回は

液タブWacomOneの
使用感やレビューを更新しますので

ぜひそちらも読んでみてくださいね

 

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  • この記事を書いた人

花咲 ちゆ

【可愛い】と【癒し】が得意な
イラストレーター

クリエイティブなことが大好きで
日々新しいことに挑戦中(*´ω`*)

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