※今回はアナログ原稿を
想定して描いています
基本的におおまかな流れは
デジタルでも一緒です
こんな方におすすめ
- 漫画の作り方を1から教えてほしい
- プロットとかネームって何?
- それぞれのコツが知りたい
自分が漫画を完成させるまでの
具体的なイメージをつくることができます
原稿が仕上がるまでの全体の流れ
漫画原稿が出来るまでには
主に7つの工程があります
それがこちらです
ベタ&ホワイト⇒トーン⇒セリフ入れ⇒【完成!】
パッと見るだけでも、すごく工程が多いですね
今からこれを一つずつ
簡単に解説していきます
プロット
お話作りのことです
もっとくわしくいえば
ストーリーを考えた後に
詳しいエピソードを組み立てる作業
でもあります
この工程は、人によって
どこまで作りこむかはバラバラです
おおざっぱな流れだけを決める人もいれば
ページ数、コマ数、
セリフまで決める方もいるようです
(作者は後者でした)
ここで練り込む度合いによって
次の「ネーム」作業の
難易度が変わります
簡単にできるか
苦労するかが変わってくるので
可能であれば
細かく作ることをおススメします
プロットについてくわしく見る
続きを見る
【漫画の描き方】プロットの作り方と具体的な実例
ネーム
漫画の形をした設計図です
続きを見る
具体的にいうと、コマわりやセリフ
人物の立ち位置などを決める
漫画の下描きのようなものです
自分の好きなサイズの紙
(いらない用紙の裏でもOK)に
ラフの人物や、構図、
コマわり、セリフの配置など
ここで決めます
漫画の面白さに直結する
一番重要な作業です
ネームを作る時は、
1枚の紙を半分に折り
見開き状態で作るようにしましょうね
これをすることで、
「ヒキ」や「メクリ」を意識しやすくなります
ヒキとめくりについて
【漫画の描き方】ヒキとメクリについて
続きを見る
ネームについてくわしく見る
【漫画の描き方】ネームの作り方(基本的な手順)
下描き(下絵)
先ほど作ったネームをもとに
実際の原稿用紙に鉛筆で描くものです
この下描きを、清書していくので
漫画の土台を作る大切な絵となります
基本的に、B4サイズの原稿用紙に
直接描く人が多いです
トレース台を持っている方は
薄めの用紙に描いて清書する方法や
A4サイズの紙に描き、それを拡大して
描く方などもいらっしゃいます
どちらにせよ、ここでの描き込み具合が
実際の漫画のクオリティに関わってくるので
丁寧に仕上げましょう
下絵についてくわしく見る 続きを見る
【漫画の描き方】下絵の手順について
ペン入れ
続きを見る 続きを見る
つけペンで清書していく作業です
これをすることにより
印刷した時に見栄えがいい
原稿が出来上がります
アナログの場合は、
つけペンという道具を使い
インクをつけながら描きます
個人的には、一番楽しい工程です
つけペンなど、まんがを描く道具について
漫画を描く時に必要な道具【パート2】
ペン入れについてくわしくみる
ペン入れの手順とコツ
ベタ&ホワイト
黒い部分を塗りつぶすのが「ベタ」
白く光を飛ばしたり、
はみだした場所を修正するのが
「ホワイト」
です
ちなみに
人物の黒髪をつやを残しながら塗る事は
「ツヤベタ」と言います
⇑黒髪の、光があたっている部分を
残しながらぬるのがツヤベタです
この作業は一見
重要ではない作業におもえますが
白黒のコントラストのおかげで
見栄えがいい画面が出来るという
大切な工程です
ベタを使わず
全てトーンで色付けしてしまうと
ぼやけて見にくい印象に
なってしまいます
なので、画面をひきしめるためにも
この作業を入れるようにしてくださいね
ベタホワイトについてくわしく見る
続きを見る
【漫画の描き方】ベタとホワイトの手順
トーン
薄くて透明なフィルムに
灰色の点や模様が印刷してある
シールのようなものです
漫画を読んでいる時
灰色の部分があるのを覚えていますか?
その部分をスクリーントーンといいます
⇑人物のカゲ、瞳の中のグラデーション
お花もようも全てトーンです
スクリーントーンを
原稿の上に張り
1枚ずつカッターで
服や髪の形に切り抜いています
※デジタルの場合は
ワンクリックではることができます
このスクリーントーンを使うと
白黒だけの画面に灰色が加わり
グラデーションや模様で
見た目を彩ることができます
いっきに華やかになる
楽しい作業です
トーンについてくわしく見る
続きを見る
【漫画の描き方】トーンのはり方について
セリフ入れ
フキダシの中に
人が喋っている言葉を入れる作業を
セリフ入れといいます
(むずかしい言葉だと、写植ともいいます)
雑誌に投稿用の漫画を
アナログで描いている人は
鉛筆でセリフを入れます
ペンで描かないのは、
セリフを入れてくれる
プロの方がいらっしゃるので
基本鉛筆書きで送ります
(雑誌で受賞した時は
キレイな文字を入れてもらえます)
今はデジタル応募も主流になり、
自分で入れて送るところもあるようなので
応募したい賞のガイドラインをよく読んで
セリフを入れて下さいね
また、忘れてはいけないのは
必ず2度めの確認をすることです
締め切り間際で慌てていると
セリフ抜けが発生していることが
よくあるので
そうならないように
読み返してチェックし
万全な状態にしましょう
セリフ入れについてくわしく見る
続きを見る
【漫画の描き方】セリフ入れ(仕上げ)のやり方
漫画を描くときの手順と流れ【まとめ】
漫画を完成させるまでは
沢山の手順がありましたが
全てが大事な工程です
また、ここでは触れていませんが
コマ割りや効果線を描く など
細かな作業も存在します
続きを見る
コマわりについてくわしく見る
【漫画の描き方】コマ割りの基本①(読む順番について)
雑誌に応募する際は
応募要項を書いてはりつけ
封筒に入れて送って下さいね
(デジタルの場合は、
ガイドにそってデータで送ります)
今回は
漫画原稿が完成するまでの流れを
ご紹介いたします
ざっくりと手順をまとめてますので
参考にして下さいね